アガベ チタノタ/オテロイについて
アガベは、リュウゼツラン属、竜舌蘭、Agaveなど色々な名称で呼ばれています。
リュウゼツラン科の単子葉植物の分類群であり、学名 のAgave はカール・フォン・リンネがギリシャ神話のアガウェーから名付けたそうです。
メキシコを中心に米国南西部と中南米の熱帯域に自生するほか、食用・繊維作物、あるいは観葉植物として広く栽培されています。
和名に「蘭」とあったり、形状がアフリカ原産のアロエに似ていますが別の科の植物です。
アガベ チタノタ/オテロイは、208種も知られているリュウゼツラン属の中のひとつの種類であり、葉の先端が鋭く尖り、縁にとげを持つ厚い多肉質の葉からなる大きなロゼットを形成します。
気候や土壌にもよりますが一般的に成長は遅く、花を咲かせるまでに数十年を要します。
本サイトではアガベ チタノタ/オテロイに絞って、図鑑サイトを運営していきます。
アガベ チタノタ/オテロイはアガベの中でも、比較的コンパクトでいかつい容姿からここ数年で大人気になっています。最近は近所の園芸店でも販売されており、どんどん手に入りやすくなってきています。
オテロイ?チタノタ?違いについて
アガベ チタノタとアガベ オテロイはここ最近学術的な違いが認められ、フェリペ・オテロさんが発見したFO-076系をアガベ オテロイ、ランチョタンバー系をアガベ チタノタと呼ぶことになりました。
しかし、長らくアガベ オテロイのことをチタノタと呼んできたので、どちらもチタノタと呼ぶのがまだ一般的です。
実生(みしょう)はオテロイと呼ぶことが一般的になってきているので、そのうちオテロイが主流になるかもしれません。
またアガベ チタノタ/オテロイはメキシコ原産とした1種のことを指していますが、様々な園芸品種や管理番号で出回っています。沢山の種類が出回っているのはナーセリーや趣味家の方々が選抜した株や変種に名前を付けて販売しているからです。
それぞれに見た目に確かな違いがありますが、誰にでもすぐに違いが分かる訳ではないこともあり、誰でも簡単に品種の違いを分かるようにすることも目的の1つとして本サイトを運営しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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