
導入
「アガベを徒長させたくない。でも、有名ブランドのライトは高すぎて手が出ない…」
もしあなたがそう悩んでいるなら、「ブランド料」を払うのをやめて、「性能と面積」にお金を使いませんか?
結論から言います。 2026年現在、アガベ・チタノタを室内で最も合理的かつ低コストで仕上げるための最適解は、機能のBRIM(ブリム)か、広さのHaruDesign(ハルデザイン)の2択です。
Helios GreenやKaiju Plantなどの有名ブランドも素晴らしいですが、コストパフォーマンス(費用対効果)の面では、この2社が圧倒しています。
本記事では、「有効照射面積」を独自算出し、数字でどちらが買いかを白黒つけます。
3秒で決まる「あなたに合うライト」診断
とにかく安く始めたい
👉 【梅】HaruDesign GL-BOARD 800
機能もコスパも譲れない
👉 【竹】HaruDesign GL-BOARD 1500
最強のUV/IRでガチ育成したい
👉 【松】BRIM PANEL X
失敗しないライト選び 3つの絶対条件
「なんとなく明るいライト」を買うのは、お金をドブに捨てるようなものです。アガベ育成用ライトを選ぶ際は、以下の3つの数値を必ず確認してください。
1. 【光量】PPFD 500以下はおすすめしない
アガベが徒長する最大の原因は、単純に「光量不足」です。 人間の目には明るく見えても、植物にとっては暗闇かもしれません。
アガベ・チタノタを締めて育てるには、PPFD 500〜1,000 µmol/m²/s(照度換算で約50,000〜100,000 Lux)が必要です。これ以下の数値では、本来の厳つい鋸歯は出てきません。
照度計で「答え合わせ」をしよう
スマホの照度計アプリは、機種によって数万Luxの誤差が出るため推奨しません。 数千円で購入できる専用の「照度計(ルクスメーター)」を1つ持っておき、自分の棚が基準値(50,000 Lux以上)に達しているか確認するのが、育成成功への一番の近道です。
2. 【波長】「鋸歯」を白くしたいならUV入り
一般的な家庭用LEDと、育成専用LEDの決定的な違いはここにあります。 太陽光に含まれる紫外線(UV)は、植物に適度なストレスを与えます。アガベはこのストレスから身を守るために、「白く太い棘(鋸歯)」を発達させ、トリコーム(白い粉)をまといます。 今回紹介するライトは全てUV/IRチップを搭載していますが、ハイエンドモデルはその搭載数が多く、より強い効果が期待できます。
3. 【範囲】棚で育てるなら「パネル型」が有利
ライトには「スポット型」と「パネル型」があります。
- スポット型(点): 1株をピンポイントで照らす。
- パネル型(面): 棚全体を均一に照らす。
あなたがアガベを2株以上並べて育てているなら、端まで光が届く「パネル型」の方が、投資対効果(ROI)が圧倒的に高いです。
「いや、私は1株を最高に美しく飾りたいんだ」という方は、こちらのスポットライト特集へどうぞ。
あわせて読みたい 【6,000円以下】アガベ用スポットライト比較|BRIM vs HaruDesign & 鑑賞・育成環境を整える「3点セ… 導入 「アガベをもっとカッコよく飾りたい。でも、天井にレールを付ける工事はできない…」「Heliosのような高級ライトは高すぎる。もっと手軽に始められないか?」 もし…
【徹底比較】BRIM vs HaruDesign 全面対決
1株ずつ丁寧に光を当てたい方、インテリアとしてカッコよく飾りたい方には、ダクトレールやクリップライトで設置できるスポット型がおすすめです。
では、本題です。
現在のアガベ育成シーンで最もホットな2大ブランド、BRIMとHaruDesignの主要6機種を徹底比較しました。
1. 基本スペック比較表(設置要件)
まずは「自分の棚に置けるか(サイズ)」「必要な機能はあるか」を確認してください。
| クラス | 製品名 | 参考価格 | 寸法 (長×幅) | 消費電力 | 調光 | UV/IR |
| 【梅】 Entry | BRIM Panel A | ¥3,946 | 30.0×30.0 cm | 65W | × | 各2個 |
| HaruDesign 800 | ¥4,497 | 30.0×30.0 cm | 60W | × | 各2個 | |
| 【竹】 Middle | BRIM Panel Y | ¥6,964 | 29.4×27.0 cm | 65W | ◎ | 各2個 |
| HaruDesign 1500 | ¥7,268 | 30.0×24.0 cm | 65W | ◎ | 各2個 | |
| 【松】 High | BRIM Panel X | ¥12,840 | 29.4×27.0 cm | 100W | ◎ | 各4個 |
| HaruDesign 6400 | ¥14,952 | 40.0×30.0 cm | 130W | ◎ | 各4個 |
※価格は2025/12/29時点のAmazon実勢価格です。
2. PPFDマップ比較(光の広がり)
各社のPPFDマップ(光の強さの分布図)比較です。
| 製品名 | PPFDマップ |
| BRIM Panel A | ![]() |
| HaruDesign 800 | ![]() |
| BRIM Panel Y | ![]() |
| HaruDesign 1500 | ![]() |
| BRIM Panel X | ![]() |
| HaruDesign 6400 | ![]() |
HaruDesignの6400は圧倒的な広さを、BRIM Panel Xは中心部の密度の高さを示しています。
3. 【独自算出】コストパフォーマンス比較表
ここが記事の核心です。
メーカー公称のPPFDマップ(距離20cm)から、「PPFD 400以上を維持できる有効面積」を独自に算出し、「1円でどれだけの育成エリアを買えるか(初期コスパ)」を計算しました。
| 製品名 | 有効面積 (PPFD>400) | 初期コスパ (円/cm²) | 維持コスパ (W/cm²) | 評価 |
| BRIM Panel A | 900 cm² | 4.38 円 | 0.072 W | A+ |
| HaruDesign 800 | 725 cm² | 6.20 円 | 0.083 W | S |
| HaruDesign 6400 | 2,325 cm² | 6.43 円 | 0.056 W | S+ |
| HaruDesign 1500 | 1,125 cm² | 6.46 円 | 0.058 W | S |
| BRIM Panel X | 1,775 cm² | 7.23 円 | 0.056 W | S |
| BRIM Panel Y | 800 cm² | 8.71 円 | 0.081 W | A |
【分析結果】
- 最強のコスパ: 数値上はBRIM Panel Aが圧倒的です。ただし防水性能(IPX4)や機能面で割り切りが必要です。
- 安定のHaruDesign: 800, 1500, 6400の全モデルが6円台前半という高い水準で安定しています。「広さを買うならHaruDesign」という結果が出ました。
- 省エネのHighモデル: 初期投資はかかりますが、BRIM XとHaruDesign 6400は電力効率(維持コスパ)が最高ランクです。長く使うなら上位モデルがお得です。
【梅】エントリー対決(安く始めるなら)
予算5,000円以下。初めてのパネルライトや、子株用におすすめのクラスです。
BRIM Panel A (65W)
- 評価:A+(数値上の最強コスパ)
- 特徴: 今回の計算で「4.38円/cm²」という驚異的な数値を叩き出しました。とにかく安く、強い光を手に入れたいならこれです。
- 注意点: 防水性能がIPX4(生活防水レベル)であり、HaruDesign(IP65完全防水)より劣ります。葉水の際は注意が必要です。
HaruDesign GL-BOARD 800
- 結論: スペック(光量)重視ならBRIM A、安心感(防水)重視ならHaruDesign 800を選びましょう。
- 評価:S(安定の入門機)
- 特徴: 初期コスパNo.2。こちらはIP65防水に対応しており、ガシガシ水やりをするアガベ育成において安心感があります。
【竹】ミドル対決(バランス重視なら
性能、価格、機能のバランスが最も良い「失敗しない」クラスです。
BRIM Panel Y
- 選び方: HaruDesignより横幅が少し広い(27cm vs 24cm)ため、棚のサイズに合わせて収まりが良い方を選んでください。
- 評価:A(鋸歯へのこだわり)
- 特徴: HaruDesign 1500と性能は拮抗しています。BRIMの特徴であるUV/IR配置により、鋸歯育成に定評があります。
HaruDesign GL-BOARD 1500 PRO
- 評価:S(迷ったらこれ)
- 特徴: 最新チップ(Samsung LM281B+Pro)を搭載し、無段階調光もついて7,000円台。有効面積も1,125cm²と広く、この価格帯では頭一つ抜けた性能を持っています。
- 結論: 予算が許すなら、エントリーモデルではなくこちらを買ったほうが、後々の満足度は高いです。
【松】ハイエンド対決(ガチ勢の最終回答)
「最高環境で仕上げたい」あなたへ。UV/IRチップ数が4個に倍増し、省エネ性能も最高クラスです。
BRIM PANEL X 301H
- おすすめ: 一般的なスチールラック(幅60cm〜90cm)の人
- 理由: 「機能全部入りの優等生」です。幅30cmというサイズ感が絶妙で、ラックからはみ出さずに設置できます。最高級チップLM301H搭載、IP65防水、無段階調光と、死角がありません。
- 結論: ラックの中にきれいに収めたいなら、BRIM Panel Xが正解です。
HaruDesign GL-BOARD 6400 EVO
- 結論: 置き場所さえあるなら、このパワーはアガベにとって最高のご馳走です。
- おすすめ: 広い温室や大型ラック(幅120cm〜)の人
- 理由: 「パワー重視のモンスター」です。130Wという暴力的な光量と、幅40cmの巨大ボディで広範囲を爆光で満たします。
他ブランド(Helios / Kaiju)との比較
「Helios Green LED」や「Kaiju Plant」、「Mars Hydro」といったブランドと比べるとどうなのでしょうか?
Helios Green / Kaiju Plant:
これらは圧倒的な「ブランド力」と「デザイン性」があります。
ただし、今回のような「1円あたりの光量」で計算すると、コスパ面ではBRIMやHaruDesignに分があります。「所有欲」や「ロマン」を重視するなら素晴らしい選択肢ですが、「実用性」を取るなら本記事の製品が賢い選択です。
Mars Hydro:
世界的な実績があり、非常に高性能です。しかし、本体サイズが大きく(TS1000で約38cm)、日本の家庭用ラックには収まりにくい場合があります。
ライトの性能を100%引き出す「システム化」
最高のライトを買っても、管理がおろそかではアガベは徒長します。 「光・時間・風」をシステム化して管理しましょう。
1. 時間管理:SwitchBot スマートプラグ
「今日は残業でライトを消すのが遅れた…」 このブレが徒長の原因になります。スマートプラグを使って、毎日正確に12時間照射を自動化してください。
なぜ12時間なのか?数値を根拠にしたDLI(積算光量)理論の解説はこちら
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2. 風管理:USBファン(Keynice等)
パネルライトは熱を持ちます。風がないと蒸れて株が腐る原因になります。 ライトと同時にサーキュレーターやUSBファンを回し、常に空気を動かし続けることが「締まった株」を作る条件です。
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まとめ
室内育成において、太陽の代わりとなるLEDライトは、アガベの「食料」そのものです。ここへの投資を惜しむと、数万円で購入悩んでいる時間がもったいないです。 光が足りない1日ごとに、あなたの大切なアガベは徒長のリスクに晒されています。
- とにかく安く、強い光が欲しいなら
👉 BRIM Panel A - 広範囲をカバーし、防水などの安心も欲しいなら
👉 HaruDesign GL-BOARD 800 - 最新スペックでバランス良く育てたいなら
👉 HaruDesign GL-BOARD 1500 - 最高の機能と収まりの良さを求めるなら
👉 BRIM PANEL X
あなたの棚のサイズを測り、今すぐポチってください。 明後日からは、あなたの部屋が「リトル・メキシコ」に変わります。
ライト以外の棚や土、風の管理も完璧に揃えたい方は、こちらの「室内育成完全ガイド」をご覧ください。
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